1952-05-07 第13回国会 参議院 法務委員会 第34号
昭和二十七年四月十七日鳥取市に発生いたしました火災は、旧市部八千戸のうち、枢要の地帯五千戸を燒失いたしまして、戰後最大の火災となつたのでありまするが、早くも借地借家の権利関係が問題となつておりまして、地元の市及び県当局も本法の適用を強く要望しておる次第でございます。
昭和二十七年四月十七日鳥取市に発生いたしました火災は、旧市部八千戸のうち、枢要の地帯五千戸を燒失いたしまして、戰後最大の火災となつたのでありまするが、早くも借地借家の権利関係が問題となつておりまして、地元の市及び県当局も本法の適用を強く要望しておる次第でございます。
顧みますれば、鳥取市は、昭和十八年、地震並びにこれに伴う火災により市の大半を烏有に帰し、次いで昭和二十二年大火災をこうむり、今日また戰後最大の火災に見舞われ、重ね重ねの災難に対し、衷心より同情申し上げるものであります。しかしながら、市民諸君がこの甚大なる災厄にもめげず、決然復興に立ち上つておられることは、まことに心強く、深く敬意を表するところであります。
顧みますれば鳥取市は昭和十八年地震並びにこれに伴う火災により市街の大半を烏有に帰し、次いで昭和二十二年大火災をこうむり、今回又戰後最大の火災に見舞われ、重ね重ねの災難に対し衷心より同情申上げるものであります。併しながら、市民諸君がこの甚大なる災厄にもめげず蹶然復興に立ち上つておられることは、誠に心強く、深く敬意を表するところであります。
ところで十五万梱に抑えるのには実際にはどのくらいの操短になるかというと、戰後最大の生産が挙りましたのは、本年の一月の十七万七千梱であつたのであります。十七万七千梱を十五万梱に抑えるということは、実際には一割四分の操短になるのであります。そうして十五万梱というのは、昨年の十月、十一月頃にも十五万梱しか生産されていないのであります。
物件費の値上り、更にそれに伴う諸経費の上昇を無視し、公共事業費を僅かに三%増額、六三制を含み四十二億の増額程度では、事業量の縮減は既定の事実であり、過年度災害復旧、更に先般西日本地区を襲つた戰後最大のルース台風の異常災害に対しても、災害復旧費の追加補正を、被災地区住民の必死の懇望にもかかわらず、僅かに災害復旧事業費から二十五億円の補助と五十億円の預金部資金の融資措置にとどまつたこと等を併せ考えるときには
(「その通り」と呼ぶ者あり) 先ず最初に歳入面を中心として検討いたしますと、本年度当初予算の提出に際しては、財政規模の縮小と減税を誇示せられたのでありますが、本予算補正に際しては、当初予算額六千五百七十四億円は一躍七千九百三十七億円とはね上り、千三百六十二億円の財政規模は拡大せられ、戰後最大の予算となつたのであります。
即ちこのたびの一般会計補正予算の総額は千三百六十三億円に上りまして、当初予算六千五百七十四億円を合計いたしますると、実に八千億に近いところの戰後最大の財政規模を示しているものでありまして、池田大蔵大臣の言われる緊縮、健全財政は根柢から国民の前にその欺瞞を露呈いたしているのであります。
今回西日本を襲いましたところのルース台風は、戰後最大の台風でありまして、秒速が四十メーターから六十メーターに及ぶ強風と、部分的ではありましたが、時雨量としては稀に見る大雨を伴いましたため、折からの満潮と高潮と相待つて近年稀な大惨害を惹起したのであります。このため九州、四国、中国では曽つてない多数の人命を失い、死者、行方不明者千数百名を出し、被害総額は実に千二百五十億円の巨額に達したのであります。
地方財政の窮乏は、昨年は道府県財政の窮乏が頂点に達しましたが、本年度はそれが市町村財政にも波及いたしまして、今や地方財政の窮乏は全般的な現象となつて戰後最大の危機に直面しております。池田財政の玉手箱は、地方税の増徴、公共事業費と平衡交付金の削減の上に立つております。本年度の補正予算に明らかにその片鱗が現われておりますが、明年度予算には恐らく更にこれが推し進められるでありましよう。
次に、本予算案の内容を検討いたしまするに、一般会計補正予算総額は一千三百六十三億円に上り、当初予算六千五百七十四億円と合算すれば実に八千億円になんなんとする、まさに戰後最大の財政規模であります。池田蔵相得意の財政規模の縮小により、いわゆる安価なる政府をつくるというその基本政策は、ここに根本的にくずれ去つたのであります。
今まで戰後に膨張された財政を徐々に縮小して、平常予算に近づきつつあつたものを、一挙に戰後最大の規模にまで拡大せられたのでありますが、この財政を膨張するに至つたその内容は、インフレに原因いたしておることは明らかであります。大蔵大臣は国家財政の飛躍膨張のためであつて、決してインフレではないと言明せられておるのでありますが、これほど国民を愚弄するインチキな説明はないのであります。
次に、本予算案の内容を検討いたしますと、一般会計補正予算総額は一千三百六十三億円に上り、当初予算の六千五百七十四億円を合算すれば、実に八千億円になんなんとするまさに戰後最大の財政規模を示しております。
先ず需要の関係でございますが、この朝鮮事変が起りますまでは、毎月本年の初めから五千俵乃至六千俵程度の輸出があつたのでございますが、朝鮮事変を契機といたしまして他の纖維の不足の虞れがあること、或いは先高見越しというようなことから内外ともに非常に需要が増加いたしまして、輸出のごときは六月七月は五千俵台であつたものが八月頃からは九千五百、九月には一万二千俵という戰後最大の数字を示しておるのでございまして、
終戰後最大の危機であり難局であるこのときにあたりまして、わずか十数分にして終つた総理の御演説は、老宰相の気魂と熱情とに期待をいたしました私どもとして、いささか失望を禁じ得なかつたのであります。しかも示された諸施策につきましては、時期と方法とにおいて明確を欠くところ多く、具体性すこぶる乏しきうらみがありまするので、以下私は、これらに関し掘り下げてお尋ねいたしたいと思います。
(拍手)これはまさしく議会主義による政党政治にとつて戰後最大の危機が訪れているのであつて、この一点から見ましても、現政府は、その責任の重大なるを感じて、その責任をとらなければならぬと思うのであります。(拍手) 次に、新しき日本が敗戰の教訓から学びとつた崇高なる新憲法の精神が、吉田首相の外交問題に対する見解によりましてほとんど蹂躙されんとしていることは、きわめて重大な事柄であります。